cendrillon

cendrillon / risa（Feat. 重音テト）
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恋い焦がれ
貴方に逢いにゆきたいのです
淡い憧れを抱き寄せて
昨夜見た月に想いを重ねては
泣いた Cendrillon

夕凪はそっと終わって
町に紺色の夜が降る
恋風が袖を抜けてゆきます

薄青い空を見上げて
遠い輝きに手を伸ばす
十六夜の月は貴方のようで

臆病な私でも
ただ傍に置いてくれたなら
恋に似た憧れが
意味を持つのなら

恋い焦がれ
貴方に逢いにゆきたいのです
淡い憧れを抱き寄せて
昨夜見た月に想いを重ねては
泣いた Cendrillon

泡沫の夢だとしても
鏡花水月と呼ばれても
私には唯一の恋でした

大人びた横顔を
ただ傍で見つめられたなら
そう祈る瞬間が
消えてしまうなら

恋い焦がれ
貴方に逢いにゆきたいのです
甘い切なさを詩にして
凛と吹く風に想いを託しては
泣いた Cendrillon

手にしてもいないまま
冬枯れに怯えていました
いつか手が届くまで
この声が枯れるまで

恋風に揺れる心凍えそうな夜
酷く不器用な恋情は
誰の為でもなく私が望んで
抱き締めているのに

恋い焦がれ
貴方に逢いにゆきたいのです
淡い憧れを抱き寄せて
昨夜見た月に想いを重ねては
泣いた Cendrillon

最後まで届かなくても
恋い慕い続けられたなら
憧れは意味を持つのでしょうか